小さい時から日本ではないところに住んでいると、日本語以外の言葉が話せるようになります。

家庭の中で日本語だったとしても、学校で習う言葉が日本語でなければ、学校で習う言葉を話せるようになります。

息子の最初の言葉は日本語でしたが、3歳から13歳まで学校で習った言葉は英語です。

息子にとって日本語は、母親が話す言葉という認識のようです。

母親が日本語学習で努力したこと

日本語に触れる機会が、私との会話だけだったので、息子が小さい時は、毎晩日本語で読み聞かせしてきました。

テレビやDVDは日本語で見せることも多かったです。

日本に帰国する時は、日本の学校に体験入学をさせました。

日本での滞在中は、楽しい思い出を作る努力をしていたので、息子にとって、日本=楽しい思い出となり、日本語をポジティブにとらえることができました。

小学3年生ごろまでは、国語を教えていましたが、その後は学校の授業も忙しく、日本語を特に教えることはありませんでした。

その代わり、日本語の本なら漫画でも雑誌でも、読むように勧めましたから、今の息子の日本語は漫画やアニメから習得したようなものです。

息子との会話は、まわりくどくても長々説明するようにしていましたし、息子が知らないであろう言葉もどんどん使うようにしていました。

息子にとっての日本語とは

ドイツに来てからは、学校では英語の代わりにドイツ語を習うようになり、更にスペイン語も勉強しなくてはいけなくなりました。

それでも、息子にとっての息抜きは日本の漫画やアニメを見ることらしく、そこから得る日本語や日本の知識を、事あるごとに私に聞いてきます。

母親としては、日本語に興味を持ち、聞いてくれることはとても嬉しいのですが、ドイツ語の漫画でも見たらとも思ってしまいます。

そんなに日本語に興味があるなら、日本語をちゃんと勉強しようかと言ったことがあります。

息子からかえってきた言葉は、日本語でコミュニケーションがとれて日本語の本がある程度読めるように努力してくれたことには感謝する、でも、今の時点でもっと深く日本語を理解したいとは思っていない、僕にとっては日本語は母国語ではないから、と言われました。

私とは日本語で会話する、日本語のテレビも見る、それでも息子にとっての日本語は母国語ではないのか、と少し複雑な気持ちでした。

海外で暮らす子どもの言葉

親である自分が決断できるなら、子どもをどの時点で海外に行かせるか悩んでいる方はたくさんいると思います。

早ければ早いほど、外国語の習得も苦労しないですが、逆に日本語は母国語ではなくなってしまうかもしれません。

中学生くらいから日本を出た子どもたちは、日本で小学校を過ごしていますから、日本語はある程度確立していますので、日本語は母国語に近いものと感じるでしょう。

その代わり、外国語を取得するのには時間がかかりますし、慣れるまで大変かもしれません。

また、どれくらいの期間、海外で過ごすかによっても、外国語の習得や日本語力も変わってきます。

ただ一つ言えることは、日本人の子と比べて日本語が劣っていたとしても、それはマイナスではないということです。

海外で暮らしたことや外国語に触れた経験は、プラスにしかならないと思っています。